2015年4月5日日曜日

PF=5 でもダメダメ

積極的カーブフィッティングの骨頂と申しますか、ようやくカーブフィッティングが万能ではないということを実証できるところまで進みました。

何を言っているか前後後先になってしまいましたが

先週末の雇用統計もあったことから、雇用統計前の1年間と雇用統計を含む1年間でバックテストを行いました。
特に今回の雇用統計はEURUSDの長い下落と反する動きとなっており、月足の安値トレンドラインで反発も見ていることから、このあたりでいったん反転するのか。 という推測も多少あり、この動きに対してEAがどう反応するかをみることが目的でした。

詳細は長くなるのでプログラムサイトを見ていただくとして、直近1年間に期間を絞ったテストではPFが5.32まで上がっています。

この設定で10年、5年のテストを行うとあっと言う間に資金がなくなりました。
初期の資金を増やしてもおそらく右肩下がりの損益推移となるはずです。

というカーブフィットが万能ではないということをようやく実証するところまで進んだわけです。

ただし、カーブフィットがダメとは思っておりませんでして、カーブフィットさせた状況(FXなので期間の値動きパターン)が将来も類似なのか、という読みが当たるのか外れるのかで結果が決まるので、カーブフィットさせた状況を正しく理解し、近未来的に発生する状況がそれに類似するものかを予測していく必要があると考えております。

つまり、状況別にカーブフィットさせたパラメータセットを複数用意しておいて、発生している状況に応じてパラメータを変更していくようなことができたら良いかなと今は考えております。

EAの中でレンジの時、トレンドの時などの状況判断を行い、それに従ってロジックを変化させる。 という方法も過去に試しましたが、プログラムが複雑になりすぎてなかなか完成度が上がらず。ということでしたので、プログラムは極力シンプルにしておいてパラメータを変化させるということを意図している次第です。

長々と書いておりますが、ポイントになるのは状況の判断ですので、なにか根本的なことが解決できたわけではありません(残念ながらです)。

でもダメダメプログラムをベースにして(結果論ですが)PFを上げる、姑息な術はなんとか実現できてきたのでEA作成の3周目にして少しほっとしております。

まだまだ先は長いのですがたまには小さな達成感を持たないとこの先に進めないので、ちょいとうれしいモードの書き込みでした。

それにしてもMT4のバックテスト時間なんとかしたいですね。
OnTesterという新しい機能を使うとバックテストをコントロールできるのか? という新しい横道に迷いそうになっております。

来週も良いことがありますように。
桜はかなり散ってしまいましたね

1 件のコメント:

  1. 最適化は、エントリポイントも損切り、利食い(標準偏差とかATRを使っても)も意味がないと考えています。あるときエントリしたときの方向とモメンタムについて、その時点では測れても、そのあとどうなるかは、全くの未知数で、最適化でよい数値を見つけても、再現性がないと思います。それより、上か下かに賭け、それがあたったとき、どれくらい、利益が伸ばせるか、外れたときは、はやくではなく、小さく損切るロジックを作るかというマネーマネジメント(?)でしか、EAは勝てないのかなと、思いますが。 難しいですね。 私自身、EA作り始めたばかりで、試行錯誤中ですが、いろいろ記事を参考にさせていただきました。

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コメントありがとうございます。

すぐに返信できないことが多いかもしれませんが、よろしくお願いいたします。