Closeの研究でいろいろ試しているのですが、CCIが結構イケている発見は書きましたが、やはり少し韋駄天小僧で動きが激しいのが悩みのタネになっています。
CCIはロジックとしてSMAを軸にして蛇行する価格(HighとLowとCloseの平均を用いてます)の振れ幅を計算しているので100もしくは-100を超えても返ってこないことが珍しくありません。
+ or -100を超えて、また-100に戻ってくるタイミングが振れ幅が収束(つまりSMAに近寄っている)しようとしているわけですが、また反対に戻ることもありかなり敏感です。
決して使えないというレベルではないように感じているのですが、もう一工夫が欲しいと感じています。
ユーロ円1時間 ライブです
怪しいですがサインオンです。
サブウインドウの上からレンジツール、CCI(14本)、Fisher Transformを並べています。
CCIはもう少し研究が必要なのですが、比較対象として残っているのが一番下のFisher Transformで、ロジックがすごくシンプルです。
仲値(HighとLowの平均)のn日間での最高値と最安値と、最新の仲値のストキャスティクスを計算し、それをFisherのZ変換をかけています(FisherもZ変換は統計学で良く出てきます)。
オリジナルはそこまでなのですが、それを更にNonlag化したものをJ.Elhersが発表していて、今回はそれをベースに、さらにレンジツールでの勢い値でメリハリを付けられるようにしています。
CCIと比較して見てもらうとわかるのですが、Z変換しているので値が-1から1の間で動きます(レンジツール連動するとその限りではありませんが)。
著作権のことがありますので出典を明らかにします。
Fisher Transform
http://en.wikipedia.org/wiki/Fisher_transformation のReferencesにオリジナルが記載されています。
J.Elhers
http://www.mesasoftware.com/Papers/USING%20THE%20FISHER%20TRANSFORM.pdf
(以下英語ですが冒頭に結構面白いことが書いてあります)
It is commonly assumed that prices have a Gaussian, or Normal, Probability Density
Function (PDF). A Gaussian PDF is the familiar bell-shaped curve where 68% of all
samples fall within one standard deviation about the mean. This is a really bad
assumption, and is the reason many trading indicators fail to produce as expected.
わかりやすく乱暴に言い換えると
標準偏差(もしくは標準誤差)を用いるボリンジャーバンドのような考えかた。 つまり標準偏差の2倍の幅に値動きの95%(1倍だと68%)が収まる Gaussianカーブを想定するのはbadな想定で、それがゆえに多くのインジケータがうまく動作しない原因となっている。
統計学的には大数の法則として標準偏差は正しいわけですが、FXでトレードしている期間は決して大数と表現できる程の時間ではないので。 という理解をしています。
まあ講釈はまたボロが出るのでここまでとしますが、怪しげなサインでエントリーしたユーロ円がロスカットになりそうです。
自分で作っているツールのサインが怪しいと見えているのは、まだなにかが足りない証拠ですね。
それと今日このブログを書こうとGoogleを開いたら、面白いものがありました
昨日のトレードですが、1回めはちょいプラス、2回めはそこそことれて、夜の1.31抜けは読み通りに走ったのですが、ジワジワと戻ってしまい、こちらもちょいプラスでした。
5分でトレードする時は欲張ったらダメですね
ツールのソース、実行ファイル、必要になるレンジツールの実行ファイルをZIP圧縮しました。
ダウンロード Fisher Transform Elhers version 20130430
例によってIndexBufferを極力使わないようにしていますので、気持ちわるいと感じる方はIndexBufferに置き換えて使ってください。 その時は平均の計算を別ループで回すことが必要になります。
明日 有給にしました!
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