DMI(Directional Movement Index) のコア部分のみを表示するツールです。
トレンドをシンプルに表示するのですが、(意外と)ありそうでなかったのとADXだと情報が多すぎるのでパッと見て分かるもの。を作りました。単体利用は間違えなく損しますので、隠し味みたいなツールとして見てください。
ロジックは
指定期間(T1)内で
1.高値の差と安値の差(それぞれ1本前との比較)が
a)高値差 > 安値差 の時は DI+(ソースではDM.plus)にその高値差の値を入れる
b)高値差 < 安値差 の時は DI-にその安値差の値を入れる
c) 上記のa、bのいずれでもない時はDI+、DI-に0を入れる
要するに高い方に動いた幅と安い方に動いた幅を比較し大きい方を採用します。
正しいDMIでは、上記に加えて期間内の全バーの1本前との差分の最大値を累計合計した値を用いて比率計算したものを用いますが、それはレンジツールで反映されているので、単純にどっちに(上か下か)を視覚的に表現しています。
レンジ判定に良く使われるADXはDI+とDI-の差分を計算して、動きの勢いを示していますが、今回のツールでは差分ではなくて、足し算した値を表示できるようにしました(これはディフォルトではfalse 値はATRの動きに近いものになります)。
うまく使えるケース(ユーロ円5分足)
一番下のウインドウが SimpleDMIで、中央がレンジツール(MTFは未表示)。
青が高値の値幅累積推移、赤が安値。
トレンドの最初の段階ではチャートを見ていれば上か下かはわかるわけですが、再逆転する場所が見えるというのが使いドコロ。
ADXでもほぼ同じことが表現されているのですが、ADXは情報が多すぎるのでSimpleに徹したというコンセプトです。
ただしこのツールも使えない場所が多々あります(同じくユーロ円 5分)
たちの悪いヨコヨコ状態なので、多少極端な例かもしれませんが、金曜日(20日の未明)がまさにこれでして、真逆エントリーしないと全部やられてしまうパターンです。
(レンジツールのMTFが上に張り付いてほとんど動かないケースにこれが比較的多いと感じています)
それと計算対象期間(T1)内で急変(逆転)しても片側の値は変化しない見かけ上のダイバージェンスが発生します。
レンジMTFが上図のように後から追いついてくるパターンだとうまく機能する例でもあります。
ダウンロード SimpleDMI_20130421.zip
ソースと実行ファイルをZIPに入れています。
ソースファイルには使っていない変数等がありますが、ちゃんとしたDMIやADXを計算する時に必要になりそうなので残しあります。
MTF版も作ったのですが、線が多く使いにくいので、表現をもう少し工夫してから公開します。
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